検査室

検査室は、生理検査室と検体検査室に分かれており、様々な検査を行っております。

生理検査室

生理検査室では循環器内科の検査を中心に直接患者さんに接して行う検査をしています。
心電図検査や運動負荷検査、超音波検査、ABI検査などがあります。
※検査時間は目安です。

心電図検査

両手足と胸に電極を付けて行います。不整脈や虚血性心疾患(心筋梗塞・狭心症など)を調べます。

運動負荷検査

トレッドミル(ランニングマシーン)またはエルゴメーター(自転車)で運動を行い、運動によって現れる心電図・血圧などの変化を調べます。(検査時間:約30分)

超音波(エコー)検査

検査をする部位に超音波(人の耳では聞こえない高い周波数の音)をあて、体の内部を観察します。
心臓の弁や動きを外から観察できます。また、腹部や血管なども観察することができ、脂肪肝や胆石、尿路結石、動脈瘤などを調べます。(検査時間:15分~60分)

ABI検査

手足の血圧を同時に測定し、手足の動脈硬化を調べます。血管の硬さや、詰まったり狭くなったりしている箇所がないか解析します。(検査時間:10分)

24時間自由行動下血圧検査

上腕に携帯用血圧計を着け、1日血圧測定を行います。血圧の変動を解析、グラフ化し適切な薬の処方に役立てます。また翌日に機械を外すために来院していただく必要があります。

その他生理検査室で行っている検査

・肺機能検査
・ホルター心電図検査
・終夜睡眠ポリグラフ検査
・脳波検査
・推定中心血圧検査
・加速度脈波検査
・眼底検査
・眼圧検査
・骨密度検査

検体検査室

検体検査室では、外来や病棟で採取された検体(血液、尿、便など)を分析し病気の診断、経過観察、治療の効果を調べます。下表は当院で行われている検査の一例です。詳細は主治医にご確認ください。

検査項目 検査目的
全体 ソウタンパク(総蛋白) 栄養状態や肝臓、腎臓をみます。栄養不良・ネフローゼで低く、脱水で高くなります。
アルブミン 栄養状態や肝臓、腎臓をみます。ネフローゼ、肝疾患、感染症などで低くなります。
肝臓・心臓・胆のう AST(GOT) 心臓、肝臓をみます。心筋梗塞、肝炎などで高くなります。
ALT(GPT) 肝臓、心臓をみます。肝硬変、肝炎、肝機能障害で高くなります。
LDH 肝疾患、心筋梗塞、溶血性貧血、筋肉炎などで高くなります。
ALP 肝、胆道疾患、骨疾患などの場合に高くなります。
γ-GTP 肝炎、胆道疾患、常習アルコール飲用で高くなります。
T-Bil(総ビリルビン) 肝臓、胆のう疾患、溶血性疾患など、黄疸の早期診断に役立ちます。
心臓 CPK 心筋梗塞など心筋、骨格筋の損傷で高くなります。
膵臓 Sアミラーゼ(血清アミラーゼ) 急性膵炎、耳下腺炎などで高くなります。
水分量 Na(ナトリウム)・K(カリウム)・CI(クロール) 身体の水分量や筋肉、神経の興奮の維持など、生命維持に重要な役割を果たします。
腎臓 BUN(尿素窒素) 腎臓の機能(悪いものを尿として出す)の障害の程度を知ることが出来ます。
Crea(クレアチニン)
痛風 UA(尿酸) 痛風などの場合に高くなります。
脂質 T-CHO(総コレステロール) 血液中の脂質の量です。高脂血症、多くなると動脈硬化の原因になります。
HDL-C(HDLコレステロール) 善玉コレステロールと言われています。低いと動脈硬化の危険が高くなります。
LDL-C(LDLコレステロール) 悪玉コレステロールと言われていて、高いと動脈硬化に結びつく可能性があります。
血糖 グルコース(血糖値) 血液中に含まれる糖の量で糖尿病、境界型糖尿病の診断をします。
血糖負荷試験
Hb-A1c 過去1~3ヶ月の平均血糖値を反映します。
貧血 WBC(白血球数) 炎症、感染症、風邪などでも高くなります。
RBC(赤血球数) 貧血の有無:種類を知り、原因となる疾患の発見に役立ちます。
Hb(血色素量)
Ht(ヘマトクリット)
PLT(血小板数) 止血の中心を担う細胞です。(傷にできた、かさぶた等)
B型 肝炎 HBs抗原 B型肝炎ウィルスに感染しているか否かを示唆します。
C型 肝炎 HCV抗体 C型肝炎ウィルスに感染しているか否かを示唆します。
梅毒 TPHA・RPR 梅毒の感染をみます。しかし、治った後や梅毒以外の病気でも陽性になる事があります。
尿検査 尿蛋白 腎疾患、高血圧などで陽性を呈します。疲労から出ることもあります。
尿潜血 尿に血液が混じると陽性を示します。
尿沈渣 実際に尿の中の成分を目で見ます。血尿、尿路感染症などの診断に役立ちます。
炎症の有無 CRP 炎症性疾患、組織破壊を来たす疾患などで陽性となります。風邪など。